サラエボ ボスニア・ヘルツェゴビナ
Sep 25-28 , 2018
この国はムスリム人、セルビア人、クロアチア人が住んでる多民族国家で、歩いてても教会、モスク、シナゴーグが同じ地区に点在している。街の雰囲気はそこはかとないトルコ感。オスマン時代の影響かな。物価も安く、何と言ってもご飯が本当に美味しい…!
木、瓦、寸法スケール感、余白の取り方などなど、どこか日本を思い出させるものがある。建築もまたトルコの影響を受けている。
サラエボ事件の現場となったラテン橋を渡る。1914年にオーストリア皇太子夫妻がここでセルビア人に殺されたことから第一次世界大戦に繋がっていくんですなぁ。歴史が動いた場所。
街中の壁に無数の銃弾の跡。これにはさすがに動揺。旧ユーゴスラビアの一部だった1992年から95年までボスニア紛争があり、ここは戦場だった。つい最近だ…。自分と同世代の子がモニターの中で戦争体験を語っていた。たくさんの墓地。墓標は92年から95年没のものが圧倒的に多い。ひとつひとつの銃痕の前にかつての命があった。
朝のスンとした空気
水タバコの煙
ケバブの匂い
金細工のトンカチ音
夕方流れるイスラムのお祈りのための音楽
何世紀にもわたって民族問題で揺らぎ激動の歴史を刻んだこの土地に今こうやってひとり旅で訪れることができるのが奇跡だと思った。来て良かった。光と影のある街。サラエボ良き。
マイフェイバリットタウン😊
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